料理教室を始めるきっかけ 2

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料理教室を始めるきっかけの続き
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*アイキャッチ画像は「うずみ豆腐」です。

         

・結婚して大野市に引っ越し

授かり婚をして、あれよあれよと大野市に引っ越し。
結婚相手は酒蔵に勤める杜氏だった。
このヒトを好きだ、と思った最初の瞬間は、私が作ったバナナケーキをあっという間に完食したことだった。
食の相性が良いのは、結婚の大きな条件だと思う。
なんだかんだ言って、食道楽同士が結婚したのだった。

       

・杜氏との結婚

杜氏とはいわゆる製造部のトップである。
工場長とか、製造部長とか、立場ある人である。
当然、人付き合いもある。
呑みの席もある。
ところが、この大野市には、美味しいお酒と美味しい肴を出してくれるお店がとても少ない。
普通の居酒屋は多数あるのだが、「杜氏が案内しておもてなしを」と言うと非常に限られてくる。
加えて、山間部に位置しており、お酒を頂こうものなら、なかなか帰宅に困る地域だったりする。
そうなると、
お客人には宿を取ってもらい、おもてなしは我が家で、というような話になっていくのだ。

おかげさまで、前回書いたように、母の闘病と父の家庭菜園に鍛えられた料理の腕を存分に奮うようになり、
日に日にそれが楽しくなっていくようになる。

       

・気質

生まれ持った気質なのだろう。
幼い頃から「宿屋のおかみさんになるといい」とよく言われてきた。
民宿向きなんだろう。
料理も華やかさはなく、茶色い地味なものばかり。
だけど、口に含むと
「うまい…」と、こぼれるような料理が得意だ。
夫が連れてくる客人は、愉快にお酒と料理をつまんでくれる楽しい人たちばかりだ。
夫がつけた燗酒、杜氏の嫁が手作りで酒に合う地味な料理を作る…
それだけで充分ご馳走に違いない。
だから、見た目がどれだけ地味でも美味しく完食していかれる方々ばかりだ。
気持ちよく、完食された料理を見ると、私の自尊心はますますつけあがり、
「お?わたし、もしかしてイケんじゃね?」と思うようになるのだった。

つづく

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